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ご入居者様へ

ご入居にあたって

お引越しの前に
引越しの予定日については、余裕をもって決めてください。特定日に引越しが集中し、スムーズに引越しが出来なくなることが予想されます。
新しいお住まいで、火災保険に加入しているか今一度ご確認ください。未加入の場合は当社へご連絡をお願いします。
引越しの1週間前には、現住所の市町村役場などへ転出手続き、お子様の転入学手続き、郵便物の転送依頼、電話の移転手続きなど、手続き関係を済ませましょう。
お引越し時の注意点
引越し業者の方に、エントランスや廊下の壁・床(エレベーター内外)の共用部分は、必ず養生してもらうよう依頼しておきましょう。
ご入居者様ご自身で引越しされるときは、上記同様、共用部分を傷つけないよう、同じように養生してから、充分注意して引越しをしてください。
梱包材料など、不要なダンボール類は引越し業者の方に回収を依頼しましょう。
不要になった物や、粗大ゴミなどは、役所・専門業者の方へ電話して各自で処分してください。くれぐれもマンションのゴミ置き場へは、捨てないように注意してください。
各種ライフラインの使用手続きに関して
■電気のご使用に関して
お部屋の電気は、分電盤まで送電されていますので、分電盤のアンペアブレーカー・漏電ブレーカーのスイッチを上に押し上げることで、原則ご使用いただけます。(ただし、電力会社により手続きが異なる場合があります)
必ず、「電気使用申込書」の郵送や、インターネットにて使用開始手続きをおこなってください。
エアコン専用回路(専用回路がないマンションもあります)については、一般的に単相100ボルトに設定されています。この専用回路を、単相200ボルトに改造する場合は、事前にご連絡下さい。尚、退去する場合は単相100ボルトに原状回復して下さい。
■ガスのご使用に関して
ガスの開栓は、入居される2~3日前に管轄のガス会社に電話やインターネット手続きにて開栓申し込みをおこなってください。また、ガスの開栓はガス会社の方と立ち会いとなり、ガス会社の方がお使いのガス器具などを調整したうえで開栓をおこないます。ガスの開栓は、ご入居者様ご自身で勝手に行うことはできません。(ガス自由化に伴う案内の修正・追加の確認)
プロパンガスの料金について
■水道のご使用に関して
水道は、お部屋の玄関付近のパイプスペース内に設置されている水道メーターまで通水されています。蛇口をひねっても水が出ない場合は、このパイプスペース内の住宅側の元栓を「開」の方向に廻してください。 料金・支払方法はマンション、各市区町村により異なります。必ず、管轄の水道局に電話やインターネットにて使用開始の手続きをおこなってください。
■電話のご使用に関して
電話の配線は、原則電話端子盤まで引き込みを行っておりますが、各お部屋への配線は行われておりません。(マンションによっては、お部屋の電話アウトレットまで配線している場合もあります。)
NTT(局番無しの116番)へ配線工事、新規加入、または移転などの申し込み手続きを行ってください。

住まいのお手入れ

玄関
■鍵に関して
預かった鍵は大切に保管し、紛失しないように注意してください。万一紛失された場合は、速やかに当社へ連絡してください。また、鍵を職場などに忘れてきた場合や、鍵を持たずに外出し、家族の方が閉めて部屋に入れない場合、管理者であってもお部屋の鍵を開けることは出来ません。ご入居者様の責任において、解錠の専門業者に依頼してください(有償)。
鍵が固く回りにくくなったときは、鉛筆の芯を削った粉を鍵の両面につけるか、鍵専用スプレー(パウダースプレー)をご使用ください。
預かった鍵を、ご入居者様が任意で購入された鍵に交換することは禁じられています。
■扉に関して
玄関ドアの開閉スピードは、ドアクローザーの側面に付いている速度調整ネジをドライバーで調整できます。
玄関ドアがグラグラしたり、閉まりが悪かったりする場合は蝶番のビスが緩んでドアが下がっていることがほとんどです。ビスを締め直してください。
扉に直接粘着性のシールや表札のフックを付けると変色する場合がありますのでマグネットタイプのものをご使用ください。
窓・サッシ・網戸
アルミサッシは透明な塗膜で表面を保護しています。傷を付けると腐食の原因になりますので、たわし・クレンザーなどで掃除しないでください。
レール溝の掃除をこまめにしてください。ゴミや砂は開閉に支障をきたし、損傷の原因になります。滑りの悪いときは、市販の防錆スプレーを戸車に吹き付けるなどしてください。レールにゴミが詰まっているか、戸車の故障・ビスの緩みなどが考えられます。点検をしたうえで調整してください。
網戸の掃除は、掃除機で挨を取り、大きめのスポンジ2個で網をはさみこんで、網目に沿ってこすります。そのあと、中性洗剤を付けた雑巾2枚で同じようにこすり、仕上げは空拭きをしてください。
風の強いときや台風のときには、玄関ドア・サッシ・換気口から「ピュー…」というような風切音がするときがあります。密閉状態で換気扇を使用すると、風の音が強くなりますので、換気口を開けて使用してください。
賃貸住宅に使用されているガラスは、使用する場所によって法律(消防法等)で種類が定められています。ご入居者様で勝手に取り替えなどは行わないでください。
※網戸の張替えはご入居者様のご負担になります(有償)。
天井・壁材
居室の天井・壁(表面材)は、通常はビニールクロス仕上げとなっています。(ジプトーンといわれる化粧石膏ボートを天井に使用している賃貸住宅もあります。)
ビニールクロスは、比較的汚れが付着しにくい材料ですが、簡単な汚れはぬるま湯に中性洗剤を入れて薄め、固く絞った布で拭きとるか、局部的な汚れは消しゴムで消える場合もあります。シンナーやベンジン類を使用すると変色する場合があるので、使わないでください。
壁には、釘やビスを打つこと(穴を開けること)は原則として禁止されています。下地材が石膏ボードの場合は、釘やビスが固定できず穴を何箇所も開けることになりかねません。また、穴を開ける個所によっては、電気。ガスなどの配線・配管を傷つけ、大きなトラブルの原因ともなりかねません。大変危険ですので行わないでください。
夏季・冬季に湿気でビニールクロスにカビが発生することがあります。エアコンの除湿機能や加湿機の制限、換気扇の長時間使用やお部屋の換気には充分気をつけてください。
※結露によるカビの発生や汚損の原状回復費用についてはご入居者様の負担となります。
床材
■カーペットに関して
掃除機をこまめにかけてください。
パイルにからんだ糸くずや髪の毛などは粘着式のクリーナー(カーペット用)で掃除してください。
カーペットのうえに重いものを置くときは、大きめの板などを先に敷いておいて、荷重を分散させると、家具跡が付きにくくなります。カーペットに家具跡がついた場合は、スチームアイロンで蒸気を当てながらハブラシ(古い)等で丁寧に毛足を起こすことである程度はもとに戻ります。その際、アイロンはカーペットにつけて焦げないようにして下さい。
■塩ビシート(CFシート・クッションフロアシート)に関して
台所、洗面所、トイレなどの床に使用されている塩ビシートは、掃除機でホコリをとったあと、固く絞った雑巾で拭いてください。とれない汚れの場合は、ぬるま湯に中性洗剤を入れて薄めて、固く絞った布で拭いてください。
シンナーやベンジン類を使用すると変色したり、溶けたりする場合があるので、使わないでください。
防水はしておりませんので、水をこぼしたら速やかに拭きとってください。
アイロン、鍋、やかんなど熱い物を直接置かないでください。表面は柔らかいので鋭利なもので突くと傷がつきます。床に置く椅子の足を養生したり、重い物を置くときは、大きめの板などを先に敷いておいたりするなどして、荷重を分散させるなど工夫してください。
■フローリングに関して
フローリングの床材は、水分を含むと反りが生じたり、剥がれたりする場合があるので水をこぼさないように注意してください。
日常のお手入れは、化学雑巾等で汚れを拭いてください。出来る限り、水拭きは避けてください。
ワックス(フローリング専用)を掛けると、汚れがつきにくく光沢を保つことができますが、滑りやすくなる場合がありますので注意が必要です。
防音や衝撃吸収のために底にゴム系の材料を使用しているフローリングについては、荷重がかかると沈み込むことがあります。大きな家具を置くときには注意してください。
■畳に関して
畳の目にそって掃除機をあて、乾いた雑巾で表面を拭いてください。汚れがひどいとき以外は、水拭きや洗剤の使用は避けてくさい。
畳のうえにカーペットを敷くと、その間にカビやダニが発生しやすくなりますので、こまめにカーペットをあげて掃除してください。
■その他、床鳴り(床のきしみ音)に関して
床鳴りは歩行したときに、床がギシギシなる現象です。これは床材あるいは下地材の木材が年数とともに乾燥・膨張・伸縮などが起きて生じる現象です。構造的には問題はありませんので、しばらくの間様子をみてください。
簡単な補修等では完全には直らない場合もあります。
台所
■流し台に関して
流し台・キッチンシンクの多くが、ステンレス製です。ステンレスは錆びにくい性質をもっていますが、油や汚れを付着したままで放置しておきますと、錆びるおそれがあります。ステンレスカウンターについても、鉄製のものや錆びやすい金属を置いておくと、「もらい錆び」してステンレスが錆びることがあります。放置しておくと内部まで侵食され本体を交換しなければならなくなりますので注意してください。また、ステンレスシンクは、塩素イオンに弱い性質をもっていますのでシンクを使っての漂白作業はやめてください。また、クレンザーなどの磨き粉が入った洗剤や金属タワシ類を使用すると表面に細かい傷が入ることがあるので避けてください。
排水口に油を流すと詰まりの原因になり、同時に環境汚染にもつながりますので、絶対にそのまま流さないでください。油凝固剤をご利用いただくか、牛乳パックにキッチンペーパーなどを入れ、油を染み込ませ燃えるゴミとして処理してください。
排水口は、「排水トラップ」が設置されており、悪臭等があがってくるのを防止する役割をはたしています。長期間不在にすると、このトラップの封水がきれて、悪臭がする場合があります。水を注いでトラップが役割を果たすようにしてください。
排水口は毎日掃除してください。ゴミや油等の詰まりが原因の通管作業は、ご入居者様の費用負担となります。
後付のディスポーザーは、詰まりの原因になりますので絶対に使用しないでください。
■レンジフードに関して
ガスを使用する場合は、必ず換気扇を回して換気をしてください。
レンジフードはこまめに掃除をしてください。
汚れたまま使用していると、換気能力が落ち故障の原因にもなりかねません。
浴室
賃貸住宅の浴室は、一般的には「ユニットバス」と呼ばれる強化プラスチック製のもので、浴槽と壁が一体化した一体成型タイプと、箱の中に浴槽を置いた分離タイプがあります。どちらについても強化プラスチック製の浴室・浴槽は固いものを落下させたり、強い衝撃を与えたりすると破損する場合があります。
また傷がつきやすいのでタワシやクレンザーの使用も避けてください。
強化プラスチック製の浴室・浴槽のお手入れには、塩素系漂白剤は使わないでください。
塩素系の漂白剤と酸性の洗剤を一緒に使用すると、有毒な塩素ガスが発生して大変危険です。
カビが発生した場合は、市販のカビとり剤を散布し、あとは水洗いしてください。カビは早めの処置が肝心です。
入浴中だけでなく、入浴後もしばらくは換気を行うよう心掛けてください。
浴室だけでなく湿気がもれて他の部屋にカビが発生する原因にもなりかねません。
浴室排水口にはトラップ・ストレーナーを設けています。ストレーナーには髪の毛がたまり、トラップには汚れが付着します。放置しておくと悪臭・排水不良の原因となりますので、こまめに掃除をしてください。その際には、髪の毛は排水管に流さないでください。詰まりの原因になります。
循環式追い焚き機能のついた浴室は、正常に運転させるために一週間に一度以上は循環アダプターフィルター部の清掃をしてください。
洗面所・洗濯機置き場
洗面所の床は防水仕様にはなっていません。水などをこぼした場合は、すぐに拭きとってください。階下への漏水の原因となります。
洗面所でお湯を使うときは、多量の湿気が発生して、結露やカビの原因になりますので、必ず換気扇を回してください。
洗面化粧台の下部は、給排水管がむき出しになっている場合がありますので、洗剤やバケツなどたくさんの品物を詰め込まないでください。詰め込みすぎると配管にズレが生じて、各管の接続部がゆるむおそれがあります。
洗濯機は「防水パン」の大きさを確認してサイズの合う洗濯機を使用してください。「防水パン」と洗濯機のサイズが合わないと、ホースがはずれて漏水するおそれがあります。
洗濯機の給排水ホースの接続は確実に行ってください。特に全自動式の洗濯機の給水ホースの接続には充分注意してください。地震などの際に外れるおそれがありますので、使用後は必ず水栓を閉めてください。
洗濯機「防水パン」の排水トラップには糸くずなどがたまりやすいので、目皿をはずしてこまめに掃除をしないと漏水の原因となります。また、お風呂の残り湯を洗濯に再利用される場合は、そのホースのはずれなどに充分注意をしてください。万一、水をあふれさせた場合は、至急階下の住戸に連絡のうえ、当社へ連絡してください。
安全のために洗濯機のアース線は必ずアース端子に接続してください。
トイレ
■使用上の注意
トイレにはトイレットペーパー以外の紙類は流さないでください。ティッシュペーパー、雑巾、紙オムツ、生理用品などは詰まりの原因となりますので、絶対に流さないでください。
便器のお手入れには、市販のトイレ用洗剤を使用してください。塩素系の漂白剤と酸性のトイレクリーナーを同時に使用しないでください。有毒な塩素ガスが発生して大変危険です。
ロータンクの中には何も入れないでください。ビール瓶、ペットボトルなどを入れて、水の量を制限することはやめてください。詰まりの原因にもなります。
タンクの中に入れる芳香・防臭剤についても、薬剤が内部の部品に固着し、水が止まらなくなる場合があります。
トイレの床は防水仕様にはなっていません。水などをこぼした場合は、すぐに拭きとってください。階下への漏水の原因となります。
トイレの点検・修理をするときは、止水栓をドライバーや硬貨で回して、必ず水を止めてから行ってください。
■使用上の注意
トイレの水が止まらない時は・・・タンク底の排水口から便器に水が流れている場合は、クサリが絡まっているか、浮ゴムの間に異物が挟まっているかです。クサリが絡まっている場合は、ほどいて浮ゴムを排水口にかぶせてください。異物が挟まっている時はそれをとってください。浮ゴムが老朽化して排水口との問にすきまがある場合は、新しいものと交換してください。
トイレの水が出ない時は・・・ロータンクの上蓋を持ちあげて、クサリが切れていないか点検してください。切れていたら新しいものと交換してください。一時的にはビニールの紐で代用できます。
ロータンクに水が出ない・出にくい時は・・・ロータンクの水が貯まる時間は、一般的に1~2分程度。長すぎる場合はストレーナーが詰まっていることがあります。ストレーナーを掃除してください。
トイレが詰まってしまった時は・・・まず、止水栓を止めてください。ラバーカップ(ホームセンターなどで販売しています)で排水口を全部ふさぐようにして押しつけ、押したり引いたり、これを数回繰り返し、詰まりがとれれば水位が下がります。バケツで水を少しずつ流し、流れるか確認してください。ラバーカップを使用するときは、透明なビニールシートの真ん中に穴をあけ、ラバーカップの柄を通して作業すると水が飛散するのを防ぐことが出来ます。流れない場合は、業者を手配しますので、当社へ連絡してください(有償)。
※設備故障の修理・修繕をご入居者ご自身で手配された場合、当社にて負担できない場合があります。
バルコニー
バルコニーは専用使用が認められていますが、あくまでも共用部分です。火災などの非常時には、避難通路となりますので、避難時の障害となる場所、特に隣戸との隔板付近や避難ハッチ周辺には絶対に物を置かないでください。大きな物置は絶対に置かないでください。
避難ハッチの緊急時以外の使用は絶対にしないでください。
バルコニーの壁に直接布団を干すことは禁止されています。強風などにより重い布団が階下へ落下して大事故が発生する可能性があります。
階層の高い建物では小さな落下物でも大きな事故につながることがあり、植木鉢や物干し竿などが落ちないように充分気をつけてください。
バルコニーで喫煙を行い、その吸殻を階下へ捨てたために火災が発生する事故が起きていますので、吸殻は絶対に投げ捨てないでください。
バルコニー排水口が枯葉や砂でふさがれると、水が溜まり住戸内へ浸水するおそれがありますので、こまめに清掃をしてください。特に雨の多い梅雨の時期や台風シーズンには要注意です。
バルコニーは防水されていませんので、清掃時や植木鉢に大量の水をまいたり、幼児用のプールの水を流したりすると、階下へ漏水して思わぬ迷惑をかける場合がありますので注意してください。また、エアコン室外機の水抜きホースは長めにして、直接バルコニー排水口に水が流れるようにしてください。
お子様の転落事故を防ぐために、三輪車やビールケース、物置など踏み台になるような物は置かないように充分注意してください。
結露
結露とは、温度差により空気中の水蒸気が水滴となる現象をいいます。冬期には、夜間の放射冷却によりコンクリート壁が冷え込み、室内外の温度差により発生します。夏期には梅雨、台風など雨が降り続いた後に突如晴天が訪れ、高温多湿となった外気が室内に流れ込んで低湿な壁に触れて発生します。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物は気密性が高く、コンクリートは約10年間にわたってコンクリート中の水分を外へ放出していきます。特に建築後1~3年の間はその放出が著しいとも言われていますので、閉めきった部屋では結露が発生しやすくなります。
天気予報では、湿度○○%と言う表現を使っていますが、実際には、ある温度の空気中に含むことが出来る水分の量を100%として、それに対して何%の量であるかを言っています。それは、温度によって空気中に含むことが出来る水分の量は異なっているからです。高い温度になるほど多くの水分を含むことが出来、低い温度になるほど少ない水分しか含むことが出来ません。
結露には、目に見える
(1)表面結露と、建物の内部で起こる
(2)内部結露の二つがあります。

(1)表面結露:朝起きると窓ガラスの表面にびっしり水滴がつく。冬、締め切った部屋の中で鍋物やお湯を沸かすと窓などに水滴がつく。
(2)内部結露:押入の床や壁のクロスからカビが生え、あるいは湿っている。畳をめくると畳の裏面と床が湿気ている。

結露、カビによる、家財衣類等の汚損損傷については、補償は一切できません。結露、カビの防止には充分注意してください。
室内での水蒸気については人間も発生源です。1日4人が室内にいると仮定すると7リットルにもなります。
カビ
カビは、温度、湿度、栄養、酸素の4つの条件が満たされると活発に繁殖が始まります。
結露・カビ・ダニの関係を考えると、結露はカビの発生条件のひとつである湿気の供給源です。
カビの発生しやすい温湿度は20~30℃、70~95%ですから、ダニの発生条件とほとんど同じです。
また、ダニはカビを栄養にしているため、結露・カビがダニの繁殖を増加させていることになります。結露の発生する箇所には必ずカビが発生するもので、適切な結露防止対策はカビ防止に直結し、更にダニを防ぎます。

カビが発生する箇所
・ 結露の発生する場所(外周に面した壁、押入)
・ 湿度が高くなる水回り(台所、浴室、洗面所、便所)
・ 空気の対流しない場所(家具裏)
ダニ
刺されるとかゆくなるツメダニ、喘息やアレルギー性鼻炎などの原因になるヒョウヒダニがあります。
ダニはフケや食べ物のかす、カビなどを食べ、どこの家にもじゅうたんや畳、布団にたくさんおり、普段はおとなしくしています。しかし、温度が25~28度、湿度が75~85%になると繁殖に最適の条件がそろい、大発生する可能性があります。
予防策・退治のポイントは、掃除と乾燥(換気)です。大発生の時期の前に、じゅうたんや畳をあげ、大掃除をするとかなり被害は減ります。丁寧でなくてよいので、毎日部屋に掃除機をかけてください。
通常の掃除機では、ダニの死骸や糞、カビなど細かいものが除去しきれず、かえって部屋中に撒き散らしていることがあります。細かいフィルター(ヘパフィルター)付きの掃除機で行ってください。
カーテンは年2~3回洗濯してください。年に1回も洗濯されないご家庭もあるようですが、カーテンにもホコリ、カビ、ダニがついています。
冬布団もダニのすみかです。ダニは熱に弱いので布団乾燥機で乾燥させ、細かいフィルター(ヘパフィルター)付きの掃除機で吸うのが最も効果的と考えられます。日干しでも、ある程度死にますが、たたくと中のダニが表面に出てきて、そのままでは逆効果となります。

設備機器のお手入れ

電気設備機器
お部屋の分電盤はアンペア(メイン)ブレーカー、漏電ブレーカー、配線ブレーカーにより構成されています。
アンペアブレーカーは、電力会社との契約以上の電流が流れると、電気の供給を停止させる装置です。
漏電ブレーカーは、漏電・配線のショート、お使いの電気器具の故障などが起きると、このブレーカーにより電気を遮断します。
配線用ブレーカーは、各回路の容量を20Aとし、それ以上回路に電流が流れると自動的に回路を遮断する装置です。
1部屋あるいは1箇所のコンセントで使用できる電気の容量には制限があります。容量以上の電気を使用すると、メインブレーカーが落ちて電気を遮断します。こんなときは、すべての電気機器をコンセントから全てはずしてからメインブレーカーを上げてください。
設備の故障・修理等は、当社に必ずご連絡ください。入居者様ご自身で手配された修繕費等は、当社にて負担できない場合があります。
■住戸内停電の復旧方法
① すべてのブレーカーをおろして「切」にしてください。
② アンペアブレーカーを上げて「入」にしてください。
③ 漏電ブレーカーを上げて「入」にしてください。
④ 配線用ブレーカーをひとつずつ順番に上げて「入」にしてください。再び切れたら、その配線系統の電気器具の使いすぎと思われます。使用中の器具を減らして、再度、上げて「入」にしてください。
⑤ 漏電ブレーカーが再度切れたら、その配線系統で、漏電・ショート(器具含む)しているものと思われます。
⑥ 漏電している系統の配線用ブレーカーだけを「切」にして、漏電ブレーカーを「入」にして復旧してください。
※年に1~2回は、漏電ブレーカーについているテストボタンを押して、正しく作動するか点検をしてください。

電気加熱調理(IHヒーター)は、なべ物・煮物・炒め物や料理の保温にお使い下さい。
※加熱ボタンで調理のための温度制御の行っていない機種もありますので揚物調理は絶対に行わないで下さい。火災の原因となる場合もあります。

コンセントは濡れた手で触ると大変危険です。感電事故に気をつけてください。
洗濯機、電子レンジ、エアコン、冷蔵庫などアース線のついている製品は感電防止および漏電防止のためにアース端子に必ず接続してください。
天井に照明器具を設置する場合、重い(5kg~)器具は、天井の引っ掛けハンガーを使用してください。10kgを超える器具は、設置しないでください。
当初から設置している電球(トイレ・浴室・玄関・台所手元灯など)については、消耗品ですので入居後3ヶ月以上による球切れは、ご入居者様の負担にて交換してください
ガス設備機器
ガスは、取り扱いを誤ると大変危険です。充分に注意してください。ガス臭いと思ったら、爆発のおそれがあります。火、換気扇、電灯、テレビをつけることは厳禁です。元栓を閉めて窓を開けて、うちわなどで扇いでから、速やかにガス会社に連絡してください。
ガスには、都市ガスとプロパンガス等があり、地域(物件)によって供給しているガスの種類が異なります。必ずその種類に合ったガス器具を使用してください。また、ガスを使用するときは、お湯を沸かす程度のときでも、必ず換気扇を回して換気をしてください。
都市ガスの場合は、マイコンメーターが設置されています。地震(震度5程度)のときや、ガス器具の消し忘れ、ガス漏れ(たくさんのガスを使用したときも)などの場合、自動的にガスの供給を停止してくれます。ガス器具がつかないときは、このマイコンメーターが作動(赤ランプの点滅)している可能性があります。
■ガスメーターの一般的な復旧方法
① すべてのガス器具を止めます。ボタンのキャップを外してボタンをしっかり押します。
② 3分ほどすると赤ランプが消え、ガスが再び使えるようになります。
※ 詳しくはメーターについている取扱説明書の操作方法に従って復旧してください。
■ガス給湯器について
操作手順や水抜きの方法などが、設置されている機器、メーカーによって異なりますので、取扱説明書をよく読んで操作してください。
寒冷地方や特に寒い日は、凍結防止のためにコンセントは抜かず、リモコンのスイッチ(ある場合)をONにしておいてください。(凍結すると故障の原因になります。)
冬期には熱いお湯が出にくいことがあります。やけどに注意して水栓を絞って使用してください。
同時に数力所でお湯を出した場合は、温度が低くなる場合があります。
■ガス警報器に関して
ガス漏れ以外でも鳴る場合があります。例えば下記の場合、一時的に警報ランプが点灯しその状態が継続すると、ブザーが鳴ることがありますのでご注意下さい。

【例1】ヘアースプレー・殺虫剤・シンナーなどを近くで使った時。
【例2】大量の酒・みりん・ワインなどアルコールの濃い蒸気がかかった時。
【例3】ゴキブリやダニの駆除用燻煙(くんえん)式殺虫剤(例えばバルサン等)をご使用になった時。
※事前に一時的にガス警報器をポリ袋で覆って下さい。但し燻煙処理が終了し、換気をしたら直ちに覆いを取り除いて下さい。

警報器は通常、通電後約3分以内でセンサーが安定し、正常作動状態に入ります。しかし、一旦警報器の使用を中断し再び使用を再開した時、安定するまでに3分以上かかることがあります。
テレビ設備機器
一般的に賃貸物件のような共同住宅は、共同アンテナで電波受信しています。
電波は、VHF・UHF(物件によってはBS放送も)を1本のケーブルで伝送しています。
ご入居者様の部屋のテレビだけの映りが悪いときは、接続不良、またはテレビの故障が考えられます。
接続箇所などを点検してみてください。
他の住戸も映りが悪いときは、共同アンテナが曲がったり、共用部分の機器の故障が考えられます。
■CS放送受信アンテナの自主設置について
ベランダに設置することが多いようですが、設置については、落下しないよう充分注意して設置してください。
落ちた場合、大事故につながる危険があります。
また、設置を禁止している物件もありますので、勝手に設置せず、まず当社に相談してから設置してください。
給排水設備機器
お部屋の水道の元栓は、通常廊下に面したパイプスペースの中にあります。(物件によっては管理上鍵を掛けている場合もあります。)水道蛇口のパッキン交換や、漏水の一次対応を自ら行う場合、必ずこの元栓を閉めてから行ってください。
断水時のときは、すべての蛇口を閉めておいてください。時間をおいて復旧した場合、水が出しっぱなしになり、誤って階下への大きな漏水事故となるケースがあります。
■ウォーターハンマー現象に関して
特にシングルレバー、シャワー、洗濯機用「全自動洗濯機仕様」の水栓から、ドーンという衝撃音が発生する場合があります。これは蛇口を急激に閉めるなど、水圧の急激な変化で発生します。この現象は故障ではありませんが、
繰り返し発生させると接合部分が緩んで漏水を引き起こす可能性がありますので、
レバーは全開にせず、ゆっくりと開閉するように取扱に注意してください。
■ストレーナーに関して
台所、洗面化粧台、浴室給水栓、トイレの給水管には、ストレーナーがついています。ストレーナーとは、金網状のフィルターでゴミを取り除く役目を果たしています。
吐水ロキャップは簡単に外れますので、ストレーナーを取りだしこまめに清掃してください。
■蛇口のパッキン交換に関して
蛇口を閉めても水が漏れるときは、パッキンを取り替えてください。ハンドル部からの水漏れはグランドパッキンが原因です。ご入居者様自身で簡単に交換できます。
■シングルレバー水栓に関して
シングルレバー水栓の不具合は、カートリッジそのものの交換となります。
カートリッジについても消耗品ですので、入居後3ヶ月経過以降の交換はご入居者様の負担となります(有償)。
排水管は全住戸で使うものですから、「つまり」にはくれぐれも注意してください。
給水設備
■高架水槽方式
蛇口を閉めても水が漏れるときは、パッキンを取り替えてください。ハンドル部からの水漏れはグランドパッキンが原因です。ご入居者様自身で簡単に交換できます。
■加圧ポンプ方式
水を一旦受水槽に貯めて、圧送ポンプで直接各住戸に給水する方式です。
■直結ポンプ方式
受水槽はなく、水を圧送ポンプで直接各住戸に給水する方式です。
■直結給水方式
設備はなにもなく、各住戸に給水する方式です。
■停電時の対処
高架水槽方式の場合は、高架水槽に残っている水は使用できますが、節水に努めてください。加圧ポンプ方式や直結ポンプ方式の場合は、いずれもポンプが停止するため給水されません。
いずれの場合も、事前に停電・断水(貯水槽清掃や水道工事など)のお知らせがあった場合は、汲み置きするなど準備をしておいてください。
排水設備
賃貸住宅では、雑排水(台所、洗面所、浴室、洗濯機)、汚水(トイレ)、雨水の3種類の排水になっています。
通常、雑排水と汚水は別の配水管で下水管に流れ、雨水は、建物の縦樋を通って下水管へ流れます。地域によっては浄化槽を経由することもあります。
浄化槽がある物件においては、希塩酸などの薬剤を使用すると、浄化槽の機能が著しく低下し悪臭がする場合がありますので、くれぐれも注意してください。1戸でも詰まらせると、他の部屋にたいへんな迷惑をかけることになります。油や、毛髪や糸くずなどを流さないようにご注意下さい。
万一、排水管が詰まったときは排水口下のS型の部分を取りはずしてよく洗ってください。
台所の流しや浴室の床、洗濯機防水パンの排水口には「わん」型のトラップがついています。ゴミがたまりやすいので、この「わん」をはずして掃除してください。また、トラップ内に水がなくなると異臭が発生しますので、
排水口に水を流しておいてください。

暮らしのマナー・ルール

共用部の利用
■廊下・バルコニー
共用部分であり火災などの非常時には、避難通路となります。
避難時の障害となりますので、自転車、植木、物置など含め、私物を置くことは、禁止されていますので、一切置かないでください。
※出前の皿・丼も美観・衛生上、置かないでください。

廊下に面したパイプスペース部は、専用部分ではありません。
この中には電気、ガス、水道メーターなどあり、私物を置くことは禁止されていますのでご注意ください。新聞、傘、雑誌、瓶など何も置かないようにしてください。新聞雑誌類を入れておいて放火されたケースもあります。
■エレベーター
エレベーターは扉が完全に閉じないと作動しません。扉の下のレールに釘、夕バコの吸殻などが詰まっていると、扉が閉まらす動かなくなることがあります。
エレベーターが、万一途中で動かなくなったときは、あわてずに非常ボタンを押し続けて、インターホンで外部の方に知らせてください。
地震、火災のときは、エレベーターには乗らないでください。閉じ込められる可能性がありますので、避難時には絶対に使用しないでください。
エレベーター内においての、ちょっとしたイタズラが大きな事故・故障を引き起こす可能性があります。お子様のいるご家庭では、エレベーターの使用方法を普段から充分に説明しておかれますようお願いします。
ゴミ置場の利用
地域によって異なりますが、ゴミの分別種類、使用できるゴミ袋、粗大ゴミの出し方や収集日、収集時間を守って出してください。間違った出し方を続けると物件全体のゴミの収集を断られるケースもありますので、ルールを守って整然と出してください。
ガラスなど危険なものをそのままビニールに入れて出すと、収集される方が大怪我をする可能性がありますので、充分気をつけてください。
駐輪場・駐車場の利用
■自転車置き場について
限られたスペースですので整然と置いてください。
また、盗難を防止するため鍵を2つ以上かけることをおすすめします。警察署への防犯登録も行っておいてください。
不要になった自転車や乗らない自転車は、自己の責任において処分してください。
■駐車場について
道路・通路は駐車禁止です。緊急時に消防車や救急車などが入れず、思わぬトラブルや重大な事態に発展する可能性がありますので注意してください。
契約区画以外には、絶対に停めないでください。
一時的な停車や、ちょっとした来客であっても、契約区画以外あるいは物件周辺の道路に違法駐車を行うのは絶対にやめてください。
駐車場内での事故については、当事者間で協議して解決してください。
専用庭の利用
専用庭は、専用使用が認められていますが、バルコニーと同様に共用部分です。(避難通路として使用される)
小屋、物置、サンルーム、温室などを建てたり、池を掘ったりすることは禁止されています。
フェンスなど、勝手に塗装・改修したりすることはできません。
植木や芝生などの植栽のお手入れや、枯葉の清掃などはご入居者様において行ってください。
専用庭に非常扉がある場合は、非常時以外の使用は避けてください。
ペット飼育に関して
特別に飼育を許可されていない限り、通常、賃貸住宅においてペットの飼育は認められておりません。一時預かりも禁止されています。犬アレルギー・猫アレルギー体質の方もおられますので、ルールを遵守してください。
ペット飼育可能マンションにおいては、定められた規約・ルールにを遵守してください。
生活音に関して
賃貸住宅でのトラブルで特に多いのが、「騒音」をめぐるトラブルです。
日常生活における音については、「受忍限度」という考え方がありますので、ある程度の音は、お互いに我慢すべきだという考え方をお持ちください。しかし、早朝、夜間については、テレビやオーディオ、洗濯機、掃除機、入浴など他のご入居者様に迷惑のかからないようにするなど、ご入居者の皆様が快適に暮らせますようご配慮をお願いします。

防犯・防災について

鍵について
外出時には、玄関はもちろん、バルコニー側の窓や小窓にもしっかり鍵をかけましょう。泥棒は屋上からロープや雨樋などを利用して侵入することもあり、2階より上の階だからといって安心はできません。
夜遅くまでバルコニーに洗濯物がぶら下がっていると、留守を知らせているようなものです。帰宅が遅くなる時は、洗濯物を取り込んでからお出かけください。
長時間不在にする際は新聞や牛乳などがボックス内にたまらないよう、一時配送停止の連絡をしておいてください。
外出する時は、鍵を管理員や隣人に預けたりせず、自分自身で管理してください。また鍵に住所・氏名・部屋番号などの札をつけるのも自ら盗難を招くようなものです。
1本でも鍵を紛失した場合、シリンダー(錠本体)を交換するのが得策です。当社に相談してください。
オートロックがあるからといって、インターホンが鳴ってもすぐドアを開けず、ドアスコープで確認してください。見知らぬ人の場合はドアガードをしたまま応対してください。来訪者に対して失礼なことはありません。
夜間、女性がエレベーターを使用する時は操作ボタンの前に立ち、いつでも降りられるようにして下さい。また、各階停止で自分の降りる階を知らせないなどの注意が必要です。
見知らぬ人が用事があるふりをして、オートロックが開いた時に居住者と一緒に中に入り、犯罪を起こすおそれがあります。充分注意してください。
訪問販売についてのご注意
管理会社や家主(オーナー)様の名前をかたって多種多様な物品及び、取付工事などを売りつける悪質な訪問販売が横行しています。当社では点検・工事等する場合は事前に通知をさせていただきますし、高額な請求をその場ですることはありません。不審に思った場合は当社に問合せして下さい。
火災
■室内での防火対策
出火原因の第1位は調理中のコンロです。調理中に電話やインターホンが鳴ったり、ほんのちょっと火から離れる時でも、コンロの火は必ず消しましょう。天ぷら鍋などからの出火は、水に浸したバスタオルやシーツで覆うと消化が可能です。
1本のタバコが大きな災害へと繋がります。タバコの始末は確実に行ってください。また、寝タバコはもっとも危険なのでやめましょう。
電気コードを重いテーブルなどで踏みつけて断線(ショート)してしまったり、たこ足配線などで加熱したりしますと、発火の原因にもなりますので注意しましょう。
太陽とレンズ(水入りペットボトル・金魚鉢・虫かごなど)の作用で火災を引き起こすことがあります。置き場所に注意しましょう。
石油ストーブの使用は賃貸借契約において、禁止事項とされています。その他の暖房機器の利用をお願いします。
■共用部での防火対策
バルコニーや廊下、階段、専用庭は、火災などの緊急時には避難経路となります。新聞紙・ゴミ・ベビーカー・自転車・タイヤ・物置などは絶対に置かないでください。避難の妨げや類焼・放火の原因にもなり、大きな被害につながる恐れがあります。万一、置かれている場合は撤去させていただく場合もございますので、ご注意ください。
■火災保険への加入
ご入居者の皆様へは、借家人賠償および個人賠償が補償されている火災保険への加入をお願いしております。加入されていない入居者様がいらっしゃいましたら、一度当社へご連絡をおねがいします。
地震
■日常の備え
家具を固定する
家具の転倒を防ぐため、転倒防止器具などを利用して固定します。取付け位置によっては天井や壁を破損するおそれがありますので、固定方法にも注意が必要です。

家具や棚の上は整理整頓
ガラス製品や重い物など落下して危険なものは、極力置かないようにしましょう。

避難通路の確保
バルコニー・廊下などに避難の障害になりそうなものは、日頃から置かないようにしてください。

避難場所の確認
家族全員で避難場所を確認、連絡方法などについても話し合っておきましょう。

断水に備えて
浴槽に水をためておくと、いざという時、大変貴重な生活用水となります。
ただし、結露防止のために必ずフタをしてください。

非常持出品の準備
飲料水・食料は最低3日分。救急医薬品・懐中電灯・ローソク・ラジオ・予備の電池・毛布・ビニールシート(大)・厚手のポリ袋・ライター・卓上コンロとボンベ・軍手・チリ紙。貴重品としては、通帳・印鑑・保険証・権利書・現金など。
また家族の状況によって、粉ミルクや常備薬など、必要なものをリストアップしてすぐに持ち出せるよう備蓄しておきましょう。
台風
■日常の備え
バルコニーの排水口のゴミを掃除してください。豪雨の際、排水口が詰まると水があふれ、室内に浸水したり、階下に漏水することがあります。
植木鉢や物干し竿など風で飛ばされるおそれのあるものは、しっかり固定するか室内に取り込んでおきましょう。
窓をしっかり閉め、鍵をかけ、さらに窓枠下に雑巾などで詰めものをして、雨の吹き込みを防ぎましょう。
窓ガラスにガムテープなどを張り、飛来物によるガラスの飛散に備えましょう。
換気口のフタを閉じ、外側にはガムテープなどで一時的に目張りをしてください。
停電に備えて、携帯用ラジオ・懐中電灯・電池・ローソクなどを準備してください。
ピット式機械駐車の場合、事前に車を安全な場所に移動しておいてください。
垂れさがった電線は、危険ですから近寄らず、自分で処理しようとせず、電力会社へ連絡してください。
身近な事故
■転落・落下事故の防止
賃貸住宅で日常的に遭遇する事故には、落下や、衝突、はさまれたりといった事故などがあります。
特に階層が高い物件は、、転落や落下物による事故に十分な注意が必要です。
バルコニー・階段・廊下・窓の周辺などには、三輪車やビールのケース、おもちゃ箱など踏み台になるようなものを置かないことはもちろん、日頃から注意し、お子さまから目を離さないようにしてください。
廊下、階段などの手摺りは通常時の安全を考慮した高さ(床から1,100mm程度)で設置されています。この高さを乗り越えて屋上や屋根などに出ることまでは想定していません。居住者全員で子供たちを危険な遊びから守りましょう。
廊下・階段室に設置されている消火器は、火災の時以外勝手に動かさないでください。
いたずらによる落下などにより、死亡事故につながることもあります。
漏水事故の防止
漏水の原因には、給排水設備の不具合と、居住者の不注意などによるものが考えられます。
万一、階下に漏水させた場合には迷惑をかけるだけでなく、当然のこととして天井・壁・畳などの補修費や、衣類・家具などの損害賠償も発生することがあります。
保険会社などに任せきりにせず、誠意ある対応が必要です。

ご退去について

解約手続き
居室や駐車場の解約をご希望される方は、解約日の1ヶ月以上前までに当社迄ご連絡下さいませ。
解約書類を発行させて頂きます。
退去時の立会い
退去時には室内に荷物がない状態で立会を行います。
退去者ご自身の都合で立会できない場合は、当社の査定に任せていただきます。
立会時に貸室の汚損・破損等をチェックし、補修等が必要な場合は別途費用を請求いたします。
鍵の返却
鍵の原本を紛失した場合は、シリンダー交換代を請求いたします。
各種ライフラインの停止手続き
退去日の数日前には電気・ガス・水道等について各会社に連絡し、使用料金の精算をして下さい。
住所変更の手続きも各自で行って下さい。
※電気契約は退去立会日当日まで継続をお願いします。お部屋のチェックのため通電が必要になることがあります。
敷金の清算
ご契約時にお預かりした敷金については、諸費用を精算した上で指定の銀行口座にお振込みさせていただきます。
SUMOKA
株式会社SUMOKA 
〒939-8202
富山県富山市西田地方町3-2-19

TEL:076-413-5661 
FAX:076-425-3598 
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